年始の親類含めた会食にて、子供たちの賑わいに従兄弟らも立派な父母になっていることを改めて感じた。
3歳過ぎの子らは自我が芽生え、自分の主張を押し通そうとする。
会食中も両親にじっとしているように悟らされても1人の子供が席を離れれば、わっと蜘蛛の子を散らすように全ての子供らが席を離れ遊びだす。
そんな中、1人の女の子が誤ってコップを落として割ってしまった。
『こらぁー』
その子の母親は激昂し、その子につめ寄る。
『わざとじゃないよ~』
女の子は両手を後ろに組みながら、許しを乞う。
『ほら、お尻を出しなさい』
母親は微塵も寛容な表情を出さず、睨みつけた。
『自分でやるから許してぇ』
女の子は母親に向かってお尻を突き出し、自ら尻を叩いて見せた。
従姉妹違よ、それは懲罰じゃなく、挑発というのだよ。