ようやく内装工事が終わり、工事関係者からクリニックを引き渡していただけることとなった。
真新しい床は土足で上がるのに忍びない感じがした。本来開院となれば、皆様には土足で上がっていただくことになっているのだが、開院までの間はこの床を汚さぬよう私は靴を脱いであがることにした。新築の香りというものは何だか私は好きである。香りの元をたどれば、塗料であったり、接着剤などのシンナーといった類の揮発性物質なのかもしれないが、新築の香りはこの空間でスタートを切る上で気持ちを高ぶらせるような気がした。いよいよ開院まで一か月となったんだなあ。