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執筆者の写真林院長

11月1日開院!


私はどちらかというと人見知りで内気な性格である。故に開院に向けてこの半年の準備期間に様々な職種の業者らと出会い、費やした時間を思い返すとなかなかの苦労に思われた。しかしながら、彼らの多大なる支援を賜ったからこそこの日に無事開院を迎えたと思うとそんな苦労も何とやらである。いやいやこれからが大変なのかもしれない。地域の皆様に愛されるクリニックにしていきたいと思うばかり、ふとしたことで二の足を踏む思いが初日からあった。

もちろん医術で信頼を得ることが一番大切なことである。ただそれ以外にも、診察において待ち時間が長いことや待っている間退屈しのぎがないことなどの不協和音を生じないような思いやり、クリニックを利用する皆様の快適性を守ることも重要に感じられた。開院したてということもあり私やスタッフがスピーディーな診療を目指すために導入した電子カルテの操作に不慣れだったため、初日から診療が滞ってしまう場面があった。待合室では退屈しのぎがないためか泣き叫ぶ子供たち、その鳴き声にイライラが増す大人たちが垣間見えた。そんな状況にもかかわらず、クリニックにパイレーツオブカリビアンのBGMが鳴り響き、まさに診察室は戦場さながらとなってしまった。子供たちを魅了するプレイルームというものが必要かもしれない。

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