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執筆者の写真林院長

誕生日プレゼント


先日、誕生日を迎えてスタッフから素敵なプレゼントをいただいた。

そのプレゼントは開けるのが惜しいくらいきれいな包装紙に包まれていた。包装紙にお店のロゴや店名などなく、包装紙からその中身は想像できなかった。スタッフから中身を見てほしいとお願いされた。確かにプレゼントをくれた相手の前でプレゼントの中身を確認するのが礼儀というものかもしれない。ただ、私はこっそり自宅の部屋でほくそ笑みながら開けるほうが性に合っているというか、もらった相手への反応が薄いこともごまかせるというものである。渋々包装紙を破りながら中身を開けてみた。手作りのクッキー?スタッフが手間暇をかけて作ったものであればその温もりが感じられて、プレゼントとしては大変うれしいものであった。それにしてもこれらのキャラクターはなんだろうか。ドラえもん、スネ夫、まる子、ジバニャン、ドキンちゃん・・ジャイアン?!素人の手作りなのだから致し方ないと言えば致し方ない。もしこれが玄人が作り、販売したとあれば肖像権などの問題に発展しかねない仕上がりだ。このほうれい線の深い爺さんはいったい何のキャラクターだろうか。

「わざわざ私のためにクッキーを作っていただいてありがとうございます。」

「えっ、このクッキーは板橋本町商店街にあるお店で買ってきたんですよ。」

「ほう・・なかなかの逸品ですな。ところで、このほうれい線の深い奴がおるが誰ですか。」

「トーマスです。」

「・・・・。」

作り手が気になるお店であり、ますます板橋本町商店街が好きになった。

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