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執筆者の写真林院長

足の裏のほくろ


人は見た目だけで判断してはならないと我が子に説くことはご最もである。人は見かけでなく中身が大事ということであろう。母に幼き頃から結婚相手は中身が大事、女性は40歳を超えたら容姿は皆大差がなくなると言われ続けてきたことを思い出す。しかしながら、性格は人相に出るというが、あれはどういうことだろうか。明るく正しき行いをして生きることで容姿が輝いてくると思うほうが何かと生きる上で善処したくなるような気がする。

良いほくろと悪いほくろはほとんど見た目で判断される。メラノサイト系病変(ほくろ)であるかどうかも見た目で判断されるようにその良し悪しも以下の基準をもとにダーモスコピーで判断される。

①平行パターンparallel pattern

足底や手掌の皮膚表面は皮溝と皮丘が凹凸を織りなしているが、色素沈着が構造上浮き上がってこない皮丘パターンが悪い可能性がある。

➁色素ネットワークpigment network

網目状の色素沈着を呈するもので、網目の構造が不規則な場合は悪い可能性がある。

③小点・小球パターンglpbuler pattern

ドットの大きさ・数が不均一・非対称の場合は悪い可能性がある。

④線条streaks

病変の周囲に線条に分岐状ないし棍棒状伸びるそれが病変の全周性・均一でない場合は悪い可能性がある。

⑤多構築multicoponent pattern

上記の3種類以上の所見が混在している場合は悪い可能性がある。

このように、足の裏のほくろが良いものか悪いものかは見た目である程度目星を付けることができる。アジア人は末端黒子型黒色腫が多い為、十分に気をつけたいところである。

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