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執筆者の写真林院長

ルンバ


 昨年の11月から業者にクリニックのフロアのワックスがけをお願いしていたのだが、流石に年末は大掃除シーズンとあって、こちらの思惑通りにいかず、年明け早々の大掃除となった。ワックスがけにより傷んだ床材がまた開院当初のような輝きに生まれ変わった。埃一つないキレイな床に土足で上がるのをためらったのか、『靴のままでいいですか?』と尋ねる患者さんもいた。

 キレイな床面に目が慣れたせいか、家に帰ると妙に床に落ちた髪の毛や埃が目につく。毎日掃除していればなのだが、横着者なのでここは自動お掃除ロボットのルンバでも買って問題解決を図ろうと思った。すると、最近ずり這いを覚えた我が子が床中を一生懸命這いずり回っていた。服に埃を吸着させてずりずりと這いずる様はなんとも可愛らしいルンバであった。ふと、ルンバを買わずともよしと思う自分もいたが、我が子の為にもやはり掃除をせねばと改心する出来事であった。

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