患者さんにダイゴに似てるって言われた。』 『えっ、千鳥の?』 と間髪いれずに妻は言った。 『千鳥の大吾じゃないと思うけどなぁ。』 『じゃぁ、メンタリスト?』 『うーん、そっちじゃないと思うけどなぁ。』 私は少し恥じらいを感じつつもウィッシュのポーズを妻にやって見せた。 『えー、そっちのDAIGO?!イケメンじゃん。』 納得いかない様子の妻に私も負け地と言い放った。 『DAIGOに似てるっていうことは、北川景子と結婚し得るポテンシャルをもっていたということだよね。』 妻は私に丸めた背を向けて『ハイハイ。』と言ってその場を離れていった。 場が静まり返った部屋で私は、新時代の到来を感じていた。