子どもには、風邪などのウィルス感染に伴い皮膚にぶつぶつがでることがある。発熱を伴う場合や発熱を伴わない場合があり、その多くは心配のない一過性のものである。 手足口病、伝染性紅斑(りんご病)、突発性発疹、伝染性単核症や名もない風邪ウィルスが発疹を来たすことがある。ウィルスに対する特効薬はなく、ほとんどが重症化することなく、自身の免疫により治癒する。 ただ注意すべきウィルス感染もあり、麻疹・風疹・水痘は乳幼児に脳炎や肺炎・気管支炎などの合併症を併発することがあり、なかなか侮れない。先程も述べたようにウィルス感染には特効薬はなく、これらのウィルス感染にはやはり予防接種が有効である。 皮膚のぶつぶつだけでは、大事にはいたらないが、その他の症状、高熱、けいれん、意識障害などがあれば、夜間でも医療機関への受診をすすめる。